=(尾玉尊または尾玉様)
長根の長根寺では、旧暦の三月二十日に、田んぼを耕作している時に土中から牛の尾をつたって光臨したという、不思議なお玉様の祭りを行う。お玉様は、南部藩時代に御姫様の疱瘡を治すため不来方城に貸し出され、姫様病気完治後、ギヤマン(ガラス)の入れ物に納めて返却されたと伝えられている。その際に南部半藩では霊験のある御神体であることから一般に見せることを制限するよう指示があったという。そのため尾玉様は丑年の縁日の年のみ、12年に一度の御開帳として一般に公開される。
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出展:月刊みやこわが町
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