陸奥窯
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2014年10月22日 (水) 16:19時点における最新版
[編集] お地蔵さんの土人形が人気
田代地区で最も田老町に近い佐羽根地区の静かな環境の中で土の持つ可能性を求めて独特な陶器を焼いているのが長塚哲さん(43)の陸奥窯だ。長塚さん宮古出身で大学卒業後、京都方面で陶芸を修業し昭和62年宮古へ戻ると佐羽根に窯を開いた。
陸奥窯の特徴は土のやさしさの中に、土の持つねばりと独創性を組み合わせたものが多く、皿や湯飲み、小皿、小鉢など暮らしの中で使える陶器類の他に、形を斬新に崩した花器、縄文土偶を意識した土人形、地蔵をモチーフにした野仏などが人気だ。これら地蔵や土人形は手作りなのでひとつひとつ微妙に雰囲気が違っており、土の温もりと焼き上がりの具合によって喜怒哀楽の表情を持っている。また陸奥窯では希望者を集めての陶芸教室も行っており、見学も可能。三陸鉄道佐羽根駅下車・徒歩5分。