閉伊崎
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黒崎神社が祀られる重茂半島突端。閉伊崎(宮古市)
閉伊崎は北に拓けた宮古湾を形成する重茂半島の北端に位置する岬。先端には閉伊崎灯台があり対岸に浄土ヶ浜、日出島、姉ヶ崎、北西に佐賀部、真崎が展望できる。岬の西側(宮古湾方面)の大程地区には宮古における岬信仰の要でもある黒崎神社が鎮座する。この神社は大きな岩の上にあり鞘堂の裏には江戸末期から明治・大正期に隆盛を極めた漁業者たちの名が連なった石宮がある。この神社の縁日は旧6月15日となっており、以前は鍬ヶ崎から船が仕立てられ神社下の入り江から上陸し、多くの参拝があっという。(現在は縁日に近い土日に変更・宮古漁協管理)また、神社の御輿も以前は入り江から船に乗せ重茂地区の各港を廻ったという。眼前には湾内定置網漁場でありそれを見守る海上安全と大漁祈願の神社でもある。