Miyape ban 01.jpg

篠田森

提供:ミヤペディア
移動: 案内, 検索

女に化けて悪さをする七色狐を改心させ稲荷大明神の託宣を得る

黒森神楽の演目のひとつ。篠田森は悪賢い狐を猟師が捕らえ、改心した狐から託宣を得るという黒森神楽の狂言演目のひとつだ。物語は篠田ヶ森という所に巣くう変幻自在に化けるという七色狐を捕らえるために、猟師・八丈が手下の三助とともに奮闘する。最初八丈たちは女に化けた狐に騙されているが、後に「油鼠」という特製の餌を使って狐を捕らえる。捕らえられた狐は稲荷大明神となって八丈、三助らの問いに対して「コンコン」と啼きながら答え大漁満作を託宣する。そして演技の最後には狐、八丈、三助の三人で大漁踊りを舞う。
狐役の演者は正面に狐面、後頭部に女面をつけて着物を逆に着た形で、後ろ手で合掌し女役と狐役を舞台上で同時演技する。また八丈が使う特製の餌「油鼠」も匂い付けと称して様々な手法で観客を楽しませる。

関連事項

表示
個人用ツール