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清祓

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この家この処に悪魔外道のあるならば祓い申す、いざ、清め申す

黒森神楽の演目のひとつ。神楽が舞われる場所を祓い清めるために、白い千早を着た伊弉諾命(イザナギノミコト)が、桃の枝、塩、太刀で悪魔外道を調伏し四方を祓う清めの舞い。
伊弉諾命が手にする桃の枝は神楽宿に着いてから神楽衆が野山などへ桃の枝をとりに行き、穂先には小さな御幣が結びつけられる。清祓に桃の枝が使われる理由は、日本神話において火の神・迦具土(かぐつち)を産んだため女陰を焼き死んでしまった伊弉冉命(イザナミノミコト)に会うため、黄泉の国にへ下った伊弉諾命が帰り道、押し寄せる悪鬼から逃れるために桃を投げつけたという古事に習い、桃には邪気を祓う呪力があるとされるからである。

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