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崎山貝塚

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崎山貝塚は、崎山小学校の南に位置する縄文時代の貝塚。10年間におよぶ発掘調査の結果、この貝塚には縄文時代の前期(6,000年前)から後期(3,000年前)にわたるムラの跡があり、斜面部分には貝塚や土器を捨てた場所があることがわかった。縄文時代中期(5,000~4,000年前)の人々は、大規模な土木工事を行い、ムラの中心に広場やお墓を置き、その外側に住居や建物を置くというように、規則正しく計画的なムラを造っていた。このムラの大きな特徴は、中央の広場の周辺を掘り下げて、先祖の霊をまつったり、儀式を行う神聖な場所と、日常生活の場所を分けていることである。このようなムラは、今のところ崎山貝塚だけにしかない非常に珍しいものである。縄文時代後期(3,000年前)になると、配石遺構や土杭墓などのお墓を環状に配置したストーンサークルに似たものが造られるようになる。また、斜面部分の貝塚や土器捨て場は、縄文時代の前期から後期にわたり形成されているが、前期の貝塚からは、動物の骨や角などで作った漁具などの道具類、食料にした魚などの骨が豊富に出土し、三陸沿岸地方でも古い時期の貝塚として重要な内容をもっている。このことから、平成8年(1996)7月に国の史跡に指定された。

指 定:平成8年7月16日・国指定史跡
場 所:宮古市崎山1-39ほか
問合せ:宮古市教育委員会文化課0193-62-2111
【参考資料】宮古の教育:宮古市教育委員会(各年度改訂)崎山貝塚パンフレット:宮古市教育委員会

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https://goo.gl/maps/Gj35f

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