三陸フェーン大火記念碑
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記念碑(女遊戸地区)
惨禍の苦しみを伝え残す
女遊戸地区の記念碑もフェーン大火を語り継ぐものとしてやはり地区民によって昭和56年11月に建立された。女遊戸地区は36戸が焼け出された。人々は飛び散る火の粉をくぐって、安全な場所へ逃げのびようとしたが、次々と変わる風向きによって避難が難儀した。一夜明けたその地は焼け野原と化していた。家を焼かれ、生活基盤の一切が失われた。その苦悩と落胆は計り知れない。崎山地区の数ヶ所にある記念碑には、忘れることが出来ないこの惨禍の苦しみが刻まれている。
記念碑(箱石地区)
未曾有の災害を後世に
昭和36年5月29日に新里村二又山の炭焼き小屋から発生した火事は、折からの強風にあおられ瞬く間に広がり宮古・下閉伊地区を真っ赤に染めた。宮古の火災の中で未曾有の被害をもたらしたもので、陸上自衛隊、消防団員らの懸命な活躍があった。この火災による死者は2人、負傷者79人、被災者519人、山林7210ヘクタールが焼失した。この碑が残る崎山小学校箱石分校も焼失し、箱石地区で30戸の家屋が焼け出された。碑は箱石地区民によって昭和56年5月に建立された。
地図
https://goo.gl/maps/6BMTR :記念碑(女遊戸地区)
https://goo.gl/maps/KZbRO :記念碑(箱石地区)