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三社タクシー

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その前身は刈屋自動車

 現在、市内にある三社タクシーはこの流れを汲むが、その前身は刈屋自動車である。刈屋自動車は新里刈屋の小山田舜二氏が創業した。明治生まれの小山田氏林業や軍馬生産などを手掛けたほか、昭和初期には切り炭を考案し、特許をとって東京や大阪へ移出し好評を博した。また刈屋地域に初の電気を引き、同地区基幹産業の林業工場、現カリヤの前身足立ベニヤ刈屋工場など創設している。こうして自動車運輸も起こした事業家でもあった。
 刈屋自動車は、宮古~刈屋~盛岡間の運行を行ったが、その後三社自動車として合併し、その経営には縁者の藤島弥助氏があたった。昭和18年(1943)に県北自動車に統合された後、同社関係者はしばらく運輸業に関わっていなかったが、県北自動車誕生10年後の昭和28年(1953)7月22日に、小山田千治氏によって三社タクシーが設立され、現在に至っている。  

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