コーロコロ
提供:ミヤペディア
小正月の十五日の夜か、翌朝の十六日の朝に、子供たちは「コーロコロコロ……」と叫びながら細かく切った餅や、余分に作っておいたみずき団子を投げてカラスを呼んだ。これは、小正月にカラスに食べ物を与える代わりに、畑を荒らさないでほしいという願いが込められていた。 テンプレート:しるしる
カラスにも年取りをさせる
餅を大空に向かってまき上げながら「コーロコロコロ…」と大声で叫びながらカラスを呼ぶ。するとカラスはそれを上手にくわえて飛んでいく。カラスが餅を食べると安心して家に帰ったが、食べないと心配でカラスが来るまで呼び続けたという。これも戦前までごく普通に見られたが、戦後廃れた正月行事のひとつ。