うみねこと乙女の像
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「うみねこと乙女の像」は、宮古市重茂出身の彫刻家・吉川保正の最後の彫刻作品である。吉川は、明治26年(1893)6月に重茂に生まれ、明治29年(1896)の大津波で母と兄を亡くした。その後、盛岡中学を経て、東京美術学校(東京芸大)の彫刻科を卒業した。帝展入選などを経て、県の各種委員を歴任し、県美術界の最高指導者として活躍した。うみねこと乙女の像は、昭和52年(1977)に氏が84歳の時の作品で、その後、昭和59年(1984)に91歳で亡くなっている。この像は、当初、追切(重茂)に設置されたが、平成11年の岩手インターハイ(高校総体)が宮古でも開催されたことを期に、平成11年7月に宮古駅前に移設された。
- 建 立:昭和54年(1979)6月
- 場 所:宮古駅前
- 建立者:(社)宮古観光協会
- 製作者:吉川保正・ブロンズ製