この墓石は愛宕・光岸地が山で交わる通称夏保峠付近の公葬墓地にある。この墓石周辺には「釈」の字があることから埋葬された人たちが真宗系の宗派であったことがわかる。墓の主は駒井治郎右衛門という人で、右側に「寒月や、真葛が原に、己ひとり・東明」、左側に安政3年(1856)10月25日と年号がある。真葛が原とは京都円山にある地名で幕末の志士たちが暗躍した場所だ。
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